ウエディングの写真をイメージした時、どのようなものをイメージされるでしょうか。
堅苦しいポーズの写真や流行りの小物を使った写真など、そういった写真は数年後には目の届かない場所にあるのかもしれません。

写真は誰のためのものでしょうか。インターネット越しの見ず知らずの誰かに伝えるものでしょうか、今この瞬間のお二人のためだけにあるものでしょうか、どちらも本質からは少し離れてしまっているような気がします。様々な答えの中で私が写真を届けたいと思う相手は、人生最良の日を迎えたお二人はもちろん、これから増えていく新しい家族や、お二人を暖かく見守り育てて来たご家族や親族、お二人との繋がりを持ったかけがえのない友人達です。

飾り立て過ぎず、できるだけシンプルに。表面的なものだけでなく、内側にある感情を表現できたら、お二人の幸せと家族、友人との繋がりを伝えていけたら。これから先の未来にもそんな写真があなたの側にあることが私の写真を残す理由であり心からの喜びです。

享丸桂大（キョウマルケイタ）
1989年生まれ 愛知県出身
名古屋コミュニケーションアート専門学校卒業
名古屋のスタジオを経て2017年3月に独立